ユーザーIDの設定
開発者はウェブサイト、アプリ、ライブチャットなどの異なるチャネルで、エージェントユーザーごとに一意のユーザーID(UserId)を設定できます。このユーザーID(UserId
)は、チャネル間でのユーザー認証を可能にし、ユーザーの認証統合、ツールによるビジネスAPI連携、属性情報の管理、チャット履歴の関連付けが可能になります。具体的な利用シナリオは以下の通りです:
- ツール:AIエージェントがビジネスAPIを呼び出す際、リクエストのヘッダーにUserIdを含めることで、開発者側でユーザーを識別しやすくなります。
- ユーザー属性:UserIdを設定することで、ユーザー属性情報がUserIdに結び付けられます。
- チャット履歴:UserIdを設定することで、エージェントとのチャット履歴がそのUserIdに関連付けられます。
- イベントコールバック:開発者が UserId を設定すると、iframe やウィジェットで発生したイベントコールバックは、その情報を GA4 や Webhook に報告します。
⚠️ ユーザーID(
UserId
)は、開発者のビジネスシステム内でユーザーのユニークな認証情報となるべきです。このUserIdを通じて、ユーザーのVIPレベル、ユーザータグ、ユーザーオーダーなどのビジネスデータ情報の問い合わせが可能となります。
API経由でのユーザーID設定
開発者がエージェント機能をAPI経由でユーザーに提供する際、通常はユーザーごとに異なる会話ID(conversation_id
)を作成する必要があります。これはAIサービスを提供するための基本的な単位となります。conversation_id
を作成するには、事前にユーザーIDを設定しておく必要があります。
リクエストメソッド
POST
リクエストURL
POST https://api-{endpoint}.gptbots.ai/v1/conversation
リクエスト例
curl -X POST https://api-{endpoint}.gptbots.ai/v1/conversation \
-H 'Authorization: Bearer ${API Key}' \
-H 'Content-Type: application/json' \
-d '{
"user_id": "your_user_id"
}'
会話IDを作成する方法や詳細なガイドラインについては、Create Conversationをご覧ください。
Bubble Widge経由でのユーザーIDの設定
開発者が Bubble ウィジェット を用いてウェブサイトにエージェント機能を組み込み、サービスを提供する場合、
ウェブサイトのユーザーがログインしているタイミングで、GPTBots Bubble Widget SDK が提供する API インターフェースを通じてユーザーIDを設定することができます。
window.ChatBot.setUserId("your_user_id")
// 注:エージェント開発者はカスタムユーザーIDを自由に指定できます
より詳細な操作ガイドラインについては、Bubble Widget - Advanced Usageをご覧ください。
iframe経由でのユーザーIDの設定
開発者が iframe方式 を使用してウェブサイトにエージェントを連携しサービスを提供する場合、ウェブサイトのユーザーがログインしているタイミングで GPTBots が提供する iframe メソッドを通じてユーザーIDを設定することができます。
- ソリューション1:Webページに埋め込む iframe のアドレス形式は次の通りです:
iframe_url
+?user_id=your_user_id
注:エージェント開発者がユーザーIDを設定できます。設定しない場合は、GPTBotsが自動生成するデフォルトのユーザーIDが使用されます。
- ソリューション2:JavaScriptコードを使って動的にユーザーIDを設定します。
Array.from(document.getElementsByTagName('iframe')).filter(iframe => iframe.src.includes('gptbots')).forEach(iframe => iframe.contentWindow.postMessage('{"type":"UserId","data":"your_user_id"}', '*'))
注:上記はiframeモードで動的にuserIdを設定するための例です。your_user_idを実際のuserIdに置き換えてください。より詳細な操作ガイドラインについては、iframe - Advanced Usageをご覧ください。
LiveChat経由でのユーザーIDの設定
開発者がLiveChat Widgetを使用してウェブサイトユーザー向けのカスタマーサービスを提供し、同時にGPTBotsのAIエージェントを利用してcustomer serviceを提供する際、ユーザーIDを設定することで、Agent users
とwebsite logged-in users
の間での認証の統合を実現することができます。ウェブサイトのユーザーがログインしているときに LiveChat Widget SDK が提供するAPIインターフェースを通じてユーザーIDが設定できます。
LiveChatWidget.call("set_session_variables", {
user_id: "your_user_id" // Identity ID after website user login
});