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エージェントの設定

エージェントの設定

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ここでは、エージェントの各種基本パラメータを設定できます。設定内容はエージェントの性能に直接影響します。

LLM

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ここではエージェントが利用するLLM(大規模言語モデル)の設定が行えます。

  • LLM: エージェントが利用する大規模言語モデルを指定します。
  • Temperature: 「創造性」とも呼ばれます。値が高いほど応答のバリエーションが増え、創造的な回答になりますが、制御しにくくなります。値が低いほど応答が安定し、厳密な回答が得られます。
  • アイデンティティプロンプト: エージェントが「どのような存在」として振る舞うかを定義します。ここで役割・目標・タスク・プロセス・制限・スキル等を設定することで、エージェントが自身の役割を明確に理解し、期待どおりの動作をします。また、右上の「AI」をクリックすることで、現在のアイデンティティプロンプトに基づいてコンテンツを最適化することも可能です。AIは科学的な「プロンプトエンジニアリング」フレームワークに基づいて、より効率的で科学的なアイデンティティプロンプトを作成します。
  • トークン設定: LLMのコンテキストウィンドウ内における各種コンテンツ(ナレッジ、履歴等)の配分を設定します。

ナレッジベース

エージェントはユーザーからの入力をもとにナレッジベースをベクトル検索し、複数のナレッジチャンクをコンテキストとしてLLMに渡してタスクを実行します。

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ここでは、エージェントのナレッジベース利用方法を設定します。

  • ナレッジ数: 検索対象となるナレッジドキュメントの件数を指定します。
  • リコールメカニズム:
    • 相関性: ユーザーの質問と知識ブロック間の意味的な関連性。値が高い知識ブロックのみがエージェントの解答の参考として使用されます。
    • 最大リコール数: 検索後に記憶される知識ブロックの最大数。
    • 検索ウェイト: ベクトル検索とキーワード検索の比率を設定します。
  • ナレッジ検索失敗時の対応: ナレッジベースからのリコール件数が0件の場合のエージェントの方針。
  • ナレッジ参照の表示: ダイアログインターフェイスで、各LLM応答結果の元となる知識情報を表示するかどうか。

ツール

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ここでは、エージェントが利用するツールを設定できます。

ツールの利用するタイミングは、エージェントのアイデンティティプロンプト内で定義できます。

{タイミング}に{目的・タスク}を行うために、{Tool} プラグイン/ツールを使用してください。
                      
                      {タイミング}{目的・タスク}を行うために、{Tool} プラグイン/ツールを使用してください。

                    
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例えば、生成されたストーリーのメインコンテンツに基づいて絵を生成するためにエージェントにDALL-E-3を呼び出させたい場合は、次のように記述します:

物語全体の生成が完了した際に、物語の重要なシーンのカートゥーン風イラストを生成するために、DALL-E-3 プラグインを使用してください。
                      
                      物語全体の生成が完了した際に、物語の重要なシーンのカートゥーン風イラストを生成するために、DALL-E-3 プラグインを使用してください。

                    
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メモリ

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ここでは、エージェントが対話中に利用するメモリ機能の設定を行います。

  • 短期メモリ:直近の数ラウンド分の会話内容を記憶できます。「一問一答」を1ラウンドとしてカウントします。
  • 長期メモリ:より長期間の会話内容を記憶できます。
  • ユーザー属性:あらかじめユーザーの属性情報をメモリに保持し、エージェントがユーザー個別の情報を知識として扱えるようにすることで、よりパーソナライズされたサービスを実現できます。

メモリ機能をオフにした場合、エージェントとの会話は文脈を持たず、各ラウンドが独立したやり取りとなります。

ウェルカム&ガイド

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このセクションでは、エージェントの「ウェルカムメッセージ」と「ユーザーガイド情報」を設定できます。

  • ウェルカムメッセージ:ユーザーがエージェントを訪問した際に、自動で表示される挨拶メッセージです。
  • 推奨質問:エージェントがユーザーに返答した後、自動的に次に聞くべき3つの質問候補を表示します。これにより、ユーザーはスムーズに会話を続けることができます。

入力

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  • 入力可能な画像の最大数:エージェントとの会話中に送信できる画像の最大数を設定します。
  • アップロード画像の品質:エージェントに送信する画像の品質を設定します。品質が高いほど、マルチモーダルLLM(MLLM)の応答品質も向上します。
  • 音声入力:エージェントへの音声入力を許可するかどうかを設定します。この機能を有効にすると、ユーザーの音声入力がテキストに変換され、エージェントに送信されます。

出力

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  • 音声出力:エージェントの出力内容を音声に変換するかどうかを設定します。
  • 音声:エージェントが出力する音声(ボイス)の種類を指定します。
  • 音声品質:エージェントが出力する音声の品質を設定します。
  • テキスト出力の言語:エージェントの出力テキストの言語を指定します。

デバッグ

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ここではエージェントと直接会話しながら、各種パラメータの調整効果をリアルタイムで体感できます。

また、このセクションでやり取りした会話内容は、そのままエージェントのトレーニングデータとして活用できます。