変数の概要
変数の概要
変数とは、エージェントの実行中に{{構文を用いて変数を参照し、エージェントの動的なロジックや応答を実現するための仕組みです。変数を活用することで、エージェントの柔軟なカスタマイズや設定、ユーザーごとにパーソナライズされた応答、異なる変数によるビジネスロジックの分岐などが可能になります。
GPTBotsエージェントでは、変数はグローバル変数、ユーザーソース変数、ユーザー属性、カスタム変数の4種類に分類されます。
- グローバル変数は、GPTBotsシステムプラットフォームによって自動生成される変数で、例としては会話ID、会話回数、タイムスタンプなどがあります。
- ユーザーソース変数は、ユーザーが会話を開始したプラットフォーム(WhatsApp、Web、LINEなど)に応じてGPTBotsシステムが提供する、そのプラットフォーム固有の変数です。例としてはユーザーのニックネームやプラットフォームユーザーIDなどがあります。
- カスタム変数は、開発者が独自に定義する変数で、セッション単位で有効となり、1回の会話内でのみ利用されるデータ(例:現在のウェブサイトドメイン、ユーザーの好みなど)です。
- ユーザー属性は、開発者が定義するユーザー単位のデータで、ユーザーID、ユーザー名、メールアドレスなど、ユーザーに関連する情報の保存に利用されます。
mindmap
root((変数の種類))
グローバル変数
GPTBotsシステムによる自動生成
例:会話ID、タイムスタンプ
すべての会話で有効
ユーザーソース変数
ユーザーのプラットフォームに応じてGPTBotsシステムが取得
例:ブラウザ、WhatsApp、LINE
ソースごとに異なる変数
ユーザー属性
開発者が定義
例:ユーザー名、性別、年齢
基本的に固定、頻繁に変更されない
ユーザー単位のデータ、永続的に保存・参照可能
カスタム変数
開発者が定義
例:現在のウェブサイトドメイン、ユーザー状態
セッション単位、一時的な値(会話ごとに有効)
API、ウィジェット、Iframeで設定可能| 変数の種類 | 定義 | 階層 | 適用範囲 | ライフサイクル | 設定方法 | 例 | 永続化 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| グローバル変数 | システムレベル | GPTBotsが自動生成 | すべての会話・ユーザー | 永続的 | システム自動生成 | 会話ID、タイムスタンプ等 | ✅ 可能 |
| ユーザーソース変数 | チャネルレベル | ユーザーのチャネルに応じて自動取得 | 該当チャネルのユーザー | セッション中有効 | システム自動割当 | ブラウザ、WhatsApp、LINE等 | ❌ 不可 |
| ユーザー属性 | ユーザーレベル | 開発者定義のユーザー単位変数 | 個別ユーザー | 長期有効・更新可 | API | ユーザーID、ユーザー名、メール等 | ✅ 可能 |
| カスタム変数 | セッションレベル | 開発者定義のセッション単位変数 | 現在のセッション | 一時的(会話ごと) | API、ウィジェット、Iframe | 現在のウェブサイトドメイン、ユーザーの好み等 | ❌ 不可 |
