GPTBots Assistant(Chrome拡張機能)
GPTBots Assistantは、GPTBotsプラットフォームのエージェント(AIチャットボット)向けに作られたChrome拡張機能です。
この拡張機能を利用すれば、以下のような機能をブラウザで利用可能となります。
- AIによる自動返答提案生成:LINEなどの対応するプラットフォームで、ユーザーとの対話をAIが分析して自動的に返答の提案を作成します。担当者は内容を確認・編集してから返答することができます。
- 有人対応リクエストの通知:ユーザーが有人の対応をリクエストした場合、そのユーザー情報が自動的に拡張機能のリストに同期されカスタマーサポート担当者が迅速に対応できるようになります。
注: 現段階ではLINEのみの対応となっており、今後はWhatsApp、Facebook Messenger、Slack、Telegramなども順次対応予定です。
プラグインのインストールと初期設定
GPTBots Assistant Chrome拡張機能のインストール方法
- GPTBots Assistant Chrome拡張機能をダウンロードし、ダウンロードしたZIPファイルを解凍してプラグインファイルにアクセスします。
- Chrome ブラウザを開き、「設定 → 拡張機能 → 拡張機能を管理」画面にアクセスし、
開発者モード
を有効にします。 - 「パッケージ化されていない拡張機能を読み込む」をクリックし、解凍したプラグインフォルダを選択するとインストールが完了します。
- ブラウザの拡張機能一覧から GPTBots Assistant を見つけ、クリックすると拡張機能が起動します。
GPTBots Assistant プラグインの設定
GPTBots Assistant 拡張機能を開いたら、「設定」ページに進み、以下の設定を行ってください:
1. 対象のエージェント(Agent)の API Key を取得し、拡張機能の API Key 入力欄に貼り付けて「連携」ボタンをクリックすると、認証が完了します。
2. プラグインが生成したWebhookアドレスをコピーし、対象エージェントのWebHook設定欄に貼り付けます。
以上の手順が完了すれば、この拡張機能と対象エージェントの接続が完了し、有人対応リクエスト通知 や AIによる返信提案 などの機能が利用可能になります。
返信の提案機能
機能概要
対応プラットフォーム(例:LINE)でユーザーが送信したメッセージをAIが自動で解析し、返信の提案を生成します。
オペレーターはその内容を確認・編集してから返信できるため、サポート業務の効率化と応答品質の向上が期待できます。
対応プラットフォーム
プラットフォーム | サポート状況 |
---|---|
LINE | サポート中 |
Telegram | サポート予定 |
サポート予定 | |
Facebook Messenger | サポート予定 |
Slack | サポート予定 |
サポート予定 |
操作説明
ブラウザで対応済みのプラットフォーム(例:LINE)のウィンドウがアクティブになると、拡張機能がそのページのユーザーメッセージを自動で解析します。解析が成功すると、以下の情報が表示されます:
- 対象ユーザー:現在選択中のユーザーのアイコンと名前
- 返答対象:現在返信が必要なユーザーのメッセージ内容(複数行の場合もあり)
カスタマーサポート担当者が「返信提案を生成」ボタンをクリックすると、拡張機能はエージェントによって生成された返信内容を取得します。取得した返信提案は情報ボックス内に表示され、以下の操作が可能です:
- そのまま送信:返信提案がそのままプラットフォーム(例:LINE)の入力欄に入力され、自動的にユーザーへ送信されます。
- 編集して送信:返信提案が入力欄に入力されますが、送信はされません。編集してから手動で送信可能です。
- キャンセル:返信提案はクリアされます。
問題解決の統計
「そのまま送信」、「編集して送信」、「キャンセル」ボタンを押したとき、プラグインは自動的にAIの品質検査APIを呼び出して、AIの返答状況を報告します。その結果は、エージェント - インサイト - 品質で詳細な統計分析データとして確認できます。
- そのまま返信:このAIエージェントが生成した返信提案は「完全解決」として記録されます。
- 編集して送信:このAIエージェントが生成した返信提案は「部分解決」として記録されます。
- キャンセル:このAIエージェントが生成した返信提案は「未解決」として記録されます。
人間対応リマインダー
機能紹介
Agent の人工サービス設定がプラグイン提供の Webhook URL に構成されている場合、ユーザーが人工サービスをリクエストすると、その情報が自動的にプラグイン側へ同期されます。プラグインのリストには user_name
が優先的に表示され、具体的な表示フィールドの優先順位は以下の通りです:
フィールド |
フィールド説明 | 優先度 |
---|---|---|
user_name | ユーザー名/ニックネーム | 1 |
ユーザーのメールアドレス | 2 | |
phone | ユーザーの電話番号 | 3 |
user_id | ユーザーID | 4 |
anonymous_id | 匿名ユーザーID | 5 |
ユーザーが人工サービスをリクエストすると、プラグインはリクエスト情報を自動的に同期し、ユーザー情報をリストに表示します。オペレーターはユーザーアイコンをクリックすることで、そのユーザーのチャットウィンドウに自動的に移動できます(移動できない場合は、ユーザー名をコピーして LINE チャットリストで検索してください)。
- ユーザー名:ユーザーが LINE プラットフォームから来ている場合、LINE 上のニックネームが表示されます。
- ユーザーの出所:ユーザーが LINE から来ている場合、ユーザー名の後に LINE の識別が表示されます。Telegram や WhatsApp など他のプラットフォームから来ている場合は、対応するプラットフォームの識別が表示されます。
注意: 現在、人工サービスリマインダーは LINE プラットフォームの
user_name
フィールドのみ自動取得に対応しています。今後、WhatsApp、Facebook Messenger、Slack、Telegram など、さらに多くのプラットフォームに対応予定です。
使用ガイド
「開始」ボタンをクリックすると、プラグイン側でユーザーからの有人対応リクエストの監視が正式に開始されます。「終了」ボタンをクリックすると、ユーザーからの有人対応リクエストの監視が停止されます。
複数のプラグイン側で同時にサービスが有効になっている場合、システムは有人対応リクエストをランダムに各プラグインへ割り当てます。
すべてのプラグイン側でサービスが停止されている場合、ユーザーの有人対応リクエストは処理されません。LINE プラットフォームを例にすると、ユーザーが有人対応リクエストを送信すると、プラグインはリクエスト情報を自動的にプラグイン側へ同期し、ユーザー情報を一覧に表示します。オペレーターはユーザーのアイコンをクリックして、そのユーザーのチャット画面に直接ジャンプできます(ジャンプに失敗した場合は、ユーザー名をコピーし、LINE チャット一覧で検索してください)。
ユーザーのチャット画面に移動すると、正式に有人対応モードとなり、Agent はユーザーへの応答を停止します。
オペレーターは LINE Official Account Manager 上で直接ユーザーに返信できます。
また、オペレーターは ソースチャネル 機能を利用して、異なるチャネルのメッセージをフィルタリングすることも可能です。
オペレーターが該当ユーザーの有人対応を終了する場合は、プラグイン上のユーザー情報欄にある「削除」ボタンをクリックしてください。これで有人対応が終了し、Agent が再びユーザーへの返信を引き継ぎます(図参照)。
よくある質問(FAQ)
Q1. GPTBots API Keyの取得方法は?
A:GPTBots公式サイトにログインし、API管理ページで専用のキーを生成・コピーしてください。
Q2. プラグイン認証に失敗した場合は?
A:API Keyが正しく有効かを確認したり、キーを再生成してから再試行してください。
Q3. Webhookのアドレスはどのように設定しますか?
A:認証が完了すると、プラグインは自動的にWebhookアドレスを生成します。このアドレスをGPTBotsエージェントの有人対応サービスの設定欄にコピーしてください。
Q4. AIの返答採用率の統計方法は?
A:人間がAI提案を確認し、アクションボタンを押すたびに、プラグインは自動的にエージェントのフィードバックAPIを呼び出し、採用状況を報告します。その結果はバックエンドで集計します。
Q5. LINEの絵文字はサポートされていますか?
A:プラグインにはLINEの絵文字辞書が内蔵されており、絵文字のメッセージを受け取ると自動的にテキストに変換してLLMに送信します。そのため、オペレーターによる介入は不要です。
Q6. プラグインはどのプラットフォームや言語をサポートしていますか?
A:現在はLINE、Telegramプラットフォームをサポートし、6つのシステム言語に対応しています。今後、さらに拡大していく予定です。
Q7. プラグインのキャッシュを失うと機能にどう影響を与えますか?
A:APIキーや言語設定、有人対応リストなどの情報はブラウザキャッシュに保存されます。キャッシュをクリアしたりブラウザを変更した場合、設定情報は再度設定する必要があります。